インタビュー:FRANK DANDY のアートディレクター、サミ・トルッピのライフスタイル
フランクダンディーのアートディレクター、サミ・トルッピ(SAMI TOLPPI)が日本に来日している。
来日といっても6か月間の長期滞在だ。
サミは仕事を休んでバカンスに来ているのではなく、仕事もしながら長期滞在している。
どのようなライフスタイルを送っているのか…サミにインタビューする機会があったので彼に会ってきた。
サミは36歳でフランクダンディー社のアートディレクター。
彼の会社と自宅はスウェーデンのストックホルムにある。
彼の仕事はフランクダンディーのボクサーパンツのデザインを作ったり、
デザイナーに指示を出してデザインを作り上げる仕事だ。
6か月も日本に長期滞在しながら日々、フランクダンディー社のアートディレクターの仕事もこなしている。
普段は朝起きて、東京の千駄ヶ谷近辺をウォーキングし、プールで泳いで、友達とランチをして、スケートをして、彼女とゆっくり時間を共有して過ごしている。
そして合間に仕事をしている。
あまり仕事をしていないように思うかもしれないが、1日5時間~8時間くらい仕事しているそう。
もちろん日によってはもっと短かったり、長かったり。
サミからすると日本人は働きすぎているのだそうだ。
仕事をするときは、パソコンとスマホでスウェーデンの本社や他のデザイナーと連絡を取り、仕事を進めている。
彼の現在の職場は自宅だったり、カフェだったり、その他のいろんな場所だったり…その時によって変わる。
パソコンか紙とペンがあればデザインはできるし、常にオフィスにこもりっぱなしで仕事をするより、日本に来たり、外で友達に会ったりする方がデザインのインスピレーションが湧く。
デザインの仕事に関して言えば、オフィスにいるよりも外に出て感性が刺激されている方がいいデザインができると彼は言う。
彼は自分のことを「自由人」と言う。
好きな場所で好きなスタイルで仕事をすることが幸せだという。
各国に独自の文化があるので一般的な仕事スタイルは国によって変わるが、フランクダンディー社があるスウェーデンでも彼の働き方は異色だ。
サミのような働き方をしている友達はいないし、みんなに羨ましいと言われるそうだ。
しかし、彼も簡単に今の仕事スタイルを手に入れた訳ではなく、社長に日本に滞在しながら仕事がしたいと直訴した結果、社長がOKしてくれて今の「自由人」な仕事スタイルを手に入れたという。
ちなみにフランクダンディー社でアートディレクターはサミ1人だけ。
つまり社内のデザイン部門のトップの彼が日本でスウェーデンの仕事をしているということ。
これはサミもすごいが、この働き方をOKした社長の懐もすごい。
サミの趣味はスケートボードとボクシング。旅行も好きだ。
スケートボードは子供の頃から約30年くらい続けている。
ボクシングは10年くらいやっている。試合にも出た。
旅行はいろんな国に行っている。オーストラリアには数年間住んでいた。
日本国内は大阪、京都、名古屋、富山、沖縄に行っている。
宮古島などの離島にも行っている。
これらのいろんなバックボーンが彼のデザインの幅を広げている。
フランクダンディーのパンツのデザインはいろんな生まれ方をしている。
サミが作りたいパンツのデザインをすることもあるし、各季節のコレクションごとにテイストを決めていくので決まったテイストの中でデザインすることもあるし、フランクダンディーのパンツを愛してくれるファンが求めているデザインをすることもある。
いろんな生まれ方をするデザインだが、たくさんのデザインがある中で製品化されないでボツになるデザインも多い。どのデザインを製品化するか…それを選ぶのもサミの仕事なので、結局サミの感性がフランクダンディーのすべてのパンツに反映されている。
(ちなみにフランクダンディーのパンツは複数のデザイナーから作られています)
デザイナーに指示を出すのがサミで、デザインの合否を決めるのもサミです。
本人が直接デザインすることもあります。
ちなみにサミが手に持っているのはサミ自身がデザインしたパンツ。
これはスウェーデンの老舗ホットドッグ店とのコラボしたデザインです。
ライオンがモチーフのホットドッグ店なので、ライオンの爪が描かれている。
ボーダーに使われているレッドとオレンジのラインはそれぞれケチャップとマスタードの色から来ている。
このモデルは2017年の後半くらいにリリースされる予定なのでお楽しみに!
サミがアートディレクターを務めるFRANK DANDY フランクダンディーのボクサーパンツはこちら↓
“https://luxurious-tokyo.com/collections/frank-dandy”
スマホは仕事の重要なツール。
手書きイラストを撮影してデータ化したり、SNSやメールで仕事を進める。
サミのライフスタイルにはスケートボードが根付いている。
インタビューアー長谷川とサミ。
ボクシングが趣味のサミとキックボクシングが趣味の長谷川。
似たような体格なのでボクシング対決をしたかったが、今回サミは背中を痛めているので対決は断念した。
次回、体調万全のときにはぜひ!
サミがアートディレクターを務めるFRANK DANDY フランクダンディーのボクサーパンツはこちら↓